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並行輸入車について (再掲載)

以前にも掲載していた内容ですが、最近来られるお客様がご存知なかったりするので再掲載します。

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KTMの並行輸入車に関しての情報がインターネット上にしばしば見られますが、具体的にどうなのかをちょっと書いておきますので参考までにご覧ください!

「並行輸入車でも楽しんでいるぞ!」というユーザー様もいらっしゃると思いますが、並行輸入車と知らずに買われたり、買った後にそんなリスクが潜んでいるということを知らずに買われて残念な思いをされるユーザー様が少なくなるようにと思い書いておりますのであしからず。

京都には昨年、当店がKTM正規ディーラーを始めるまで長年、正規ディーラーがなかったので並行輸入車を購入されているユーザー様も多くいらっしゃり、購入したお店で修理ができなくなった車両の修理の相談などでご来店されます。

KTMの並行輸入車の中には、生産した国で消費する用にOEM生産されたモデルがあり、その車両に関しては生産した会社がアフターケアをするということで生産されているため、KTM自体がその車両に関しては一切、把握していません。

そのため、車体番号でKTMのコンピュータで調べても「該当車両無し」となったり、診断機を車体につないでも一切の診断ができなかったりします。

そういった車両に関しては、「正規ディーラーに持っていっても見てもらえなかった」という話を耳にされた方も多いのではないでしょうか。

こういった事情を知らずに購入されたユーザー様には罪はないので、出来ることはしたいと思っている正規ディーラーも多々あるのですが、実際のところ、「見たくないわけではなく、見れない」という所が実情なんです。

KTMの車両はコンピューターがかなり進歩しており、正規輸入車に関してはディーラーの診断機に接続して行う作業が無数にあるため、調子が悪くなった車両で診断機をつなげないと調整自体ができない作業もあります。

また折角、マップ付きのマフラーなどを購入されても診断機につなげないとマップの書き換えもできないので抜けの良いマフラーをつけて調子が悪くなっただけと言うことにもなりかねます。

こういった感じで、整備する事が困難な車両のため、下取りや買取価格も正規輸入車よりもかなり下がってしまうのも事実です。

また、フレームなどの溶接などの完成度や各所の組み付けの精度も正規輸入車よりもかなり完成度が下がります。あと、リコールなどが出ても対策部品などの提供もできません。

並行輸入モデルは390cc以下のモデルが数としては圧倒的に多いですが、690cc以上のモデルでもKTMで生産されていて出荷されていないというステータスの車両も見たことがありますが、こういった車両が厄介なのは、メーターや鍵を交換しないといけないような修理の際にコードが発行できずに部品が発注できないという物もあります。

では、「知らずに並行輸入車を買ってしまわない方法は?」

簡単に判断できるものをいくつか挙げてみました!

・一番簡単なのはKTMジャパンのディーラー一覧に乗っているお店で購入してください。

 http://www.ktm-japan.co.jp/page/dealer#dlrc  

・パワーパーツ・パワーウエア・純正部品を注文出来るかどうか。また注文して届くまでに正規ディーラーだと在庫があるものは1週間前後で届きますので「在庫確認が出来ない」とか「平均で1か月くらいかかるよ」と言われる店は正規ディーラーではありません。

・店頭にKTMの診断機が常備されていない。(まれに修理やイベントのために持ち出すことはあるかもしれませんが通常は店舗の業務で使用するので置いてあります。)

このあたりが簡単に正規ディーラーなのかそうでないのかを見分けられる簡単なポイントです!

並行輸入車の魅力は価格が若干やすかったり、国内仕様に無いカラーリングがあったりと魅力がある部分もあるのですが、乗り出し後の整備や下取り価格などを考えるとKTMのオートバイに関してはオススメ出来ません!

このあたりの内容を書くと「結局、自分たちのとこで買えってことでしょ?」と思われるかもしれませんが、そう思われたとしてもユーザー様が残念な思いをしないために発信させていただきます!

KTMのオートバイを最大限に楽しんでいただく為に、正規ディーラーでのご購入を強くオススメします!

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