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サスペンションの専門用語について...

オフロードモデルのサスペンションは種類が多くて専門用語も多いので初めての方はよくわからない部分もあると思います。


KTMのサスペンションでよく使われている用語についてと、2024モデルに採用されたサスペンションについて少し解説していきます。


2024モデルのエンデューロ、クロスカントリーモデルは各部大きく変更されましたね!


その一つが、フロントサスペンションはオープンカートリッジからクローズドカートリッジへ変更されました。


いきなり専門用語が出てきてしまいましたが、このオープンカートリッジというのはカートリッジ内部にオイルを密閉していない構造のことを言います。

クローズドカートリッジはそのままで、カートリッジ内部にオイルが密閉されている構造です。


また、カートリッジとはサスペンションの減衰力を発生させるための機構がついている部分です。


2024モデルに採用されたXACTと呼ばれるサスペンションはクローズドカートリッジです。

トップキャップ左右にコンプレッションの減衰調整ノブがあり、フォークのボトム側(裏側)左右にリバウンドの調整ノブがついています。

コンプレッション側はサスペンションが縮む時の調整ができて、リバウンド側はサスペンションが伸びている時の調整ができます。

下の画像が2024モデルのサスペンションです。



2023モデルまでのEXCにはオープンカートリッジが採用されていて、左右で別々の働きをしていました。

6DAYSモデルにはプリロード調整(イニシャル調整)のノブがトップキャップに追加されていましたね。

ちなみに、プリロード調整とはざっくり言うとスプリングを縮めたり伸ばしたりすることで乗り心地を変化させることができます。

下の画像の鉛筆で指している部分がプリロード調整用のノブです。赤色のノブが減衰調整です。

+0 +3 +6 とあり、写真の状態が+0 の設定になっています。



下の画像がオープンカートリッジのサスペンションです。



2024モデルでは2023モデルと違い、左右で同じ動きをするサスペンションになりました。

写真を見ただけでは減衰調整用のノブの色が左右で違うだけのように見えますが、作動は全く別のことをしています。


クローズドカートリッジのメリットはカートリッジ内部のオイルは密閉されているので、オイルが劣化しにくいため作動が安定するようになります。


オープンカートリッジのメリットは構造が単純なためメンテナンスがしやすいです。


どちらのサスペンションの方が性能がいいかと言われると乗る場所や使い方、好みによって変わりますが、クローズドカートリッジの方が性能はいいと思います。


次回はフロントサスペンションの種類かリヤサスペンションについて書いていこうと思います。


KTM岡山

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